住宅の耐震性能の落とし穴

こんばんは、ゆうとです。

能登半島地震の被害が非常に心配です。
元旦のお祝いムードが一転する形となり、心苦しいばかりです。
2次被害も出ているとのことで一刻も早い復興を願っております。
今の僕自身にできることは支援金の募金くらいですが少しでも貢献するつもりです。


さて、僕は建築の資格を持っているので建物の耐震性のお話を少ししたいと思います。

ニュース映像等をみると木造家屋の被害が目立っている印象ですが建築基準法で定められている耐震性能は震度7クラスの地震でも倒壊しないこととなっています。
ただしそれは1度だけで複数回の大地震は想定されていないのです。2016年の熊本地震のように震度7が2度起こることもあり、今回も大きな余震が断続的に発生していることから本震には耐えても余震に耐えられず倒壊してしまった家屋が多いのだと思います。

一方で壊れずに住み続けられる家もあるわけですがこれらは基準法で定められている性能以上に高い強度で設計されている家なのだと思います。


建築基準法は"最適"な基準を示している、というのは間違いで正確には
"最低限"の基準を示しています。

専門的な話になるので割愛しますが法律に則っていれば安全なのかというとそうとも限らないというのが家づくりの落とし穴の1つだと思います。
家づくり、あるいは購入を検討されている方は頭の片隅に入れておいてもらえれば何よりです。

ではでは
floor-plan-1857175_1280.jpg

この記事へのコメント